肌を乾燥させる日焼け止めに注意しましょう！

「日焼け止めを使うと肌が乾燥する」と悩んでる人が多くいます。

日焼け止めを使うと肌が乾燥する主な理由は、配合成分の紫外線吸収剤・紫外線錯乱剤によるものです。

《紫外線吸収剤》

紫外線薬剤の中に一旦吸収した後、熱エネルギーに変換して周りに放つことで、紫外線が肌の奥に浸透するのを防ぐ成分のことです。

紫外線吸収剤は透明なオイル状のため、白浮きしづらく、日焼け止めにたくさん配合することができるので紫外線への防御効果を高めることができます。

紫外線吸収剤は、皮膚の表面で紫外線を熱に変換しているため、熱さで肌の水分を蒸発させてしまいます。

「熱い」と言う温度は発生しませんが肌にとっては十分負担になるので、バリア機能が弱っていると肌が荒れる可能性もあり要注意です。

【紫外線吸収剤の代表的な成分】

・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

・オキシべんゾン

《紫外線散乱剤》

紫外線散乱剤とは、肌の表面で紫外線をはね返す成分のことです。

素材である酸化チタンや酸化亜鉛の光（紫外線）を反射する性質をそのまま利用しています。

紫外線吸収剤のように肌の上で熱を発生させないため、紫外線散乱剤は肌にやさしいと言えるでしょう。

紫外線散乱剤は油分に吸着する性質ですので、長時間使用していると顔の皮脂が少しづつ奪われ乾燥させてしまいます。

紫外線散乱剤は白いパウダー状なので、白浮きしやすいと言う箇所もあります。

白浮きのしやすさについては、各メーカーで様々な改善策が考案され、短所を克服した紫外線散乱剤も開発されています。

【紫外線散乱剤の代表的な成分名】

・酸化チタン

紫外線吸収剤も紫外線散乱剤も肌を乾燥させますが、日焼け止めの基本成分ですのでどちらかは必ず配合されています。

塗り方の工夫をすれば肌の乾燥を和らげることができます。