オイリー肌?乾燥肌?

肌のタイプは水分と皮脂の量によって4つのタイプに分類されます。

 

《皮脂の量が多いオイリー肌(脂性肌)》

皮脂が分泌する量には個人差があり、何らかの原因で皮脂の量が多い人の肌質はオイリー肌になります。

皮脂は汗と同じように思われることもありますが、それぞれ別の部分から分泌されており、皮脂は皮脂腺、汗は汗腺から24時間休むことなく作り出されている状態です。

 

皮脂と汗には重要な役割があり、皮脂膜となって肌表面を覆う角質がはがれ落ちることを防いでいます。

皮脂膜が肌表面に角質をつなぎ止めることで、体の内側の水分が蒸発しすぎないように予防し、体の外から受ける皮膚への刺激から守っています。

 

顔の皮脂腺は中心部のTゾーンが最も多く、油がノリやすい部分です。

 

《乾燥が原因で肌に油がのるインナードライ肌(乾燥型脂性肌)》

顔に油がのるけれど、皮膚は乾燥している状態をインナードライ肌と言います。

インナードライ肌は多くの女性に見られるもので珍しくありません。

 

肌タイプを詳しく知るには皮膚科で調べてもらう必要がありますが、洗顔をした後に肌がテカりやすく、ビニールのようなツヤとつっぱりを感じる場合は、インナードライ肌の可能性は高いです。

 

インナードライ肌の原因は、次のようなものがあります。

・紫外線によるダメージ

・冷暖房からくる空気の乾燥

・肌に合わないスキンケア

・ストレス

・生活習慣

・偏った食生活

 

《インナードライ肌は毛穴の奥が乾燥している》

毛穴は皮脂が肌の外へ出て行くための通り道ですが、インナードライ肌は毛穴の奥が乾燥している状態です。

毛穴の奥が乾燥しているインナードライ肌は、スムーズに皮脂を排出できず毛穴に皮脂と汚れが残ることが多いです。

 

毛穴に残った皮脂は、やがてメイクの油で酸化して角栓を作り、角栓にアクネ菌が繁殖するとニキビ肌になります。

 

さらに、インナードライ肌は毛穴に詰まった角栓で肌表面は油っぽくなるのに、肌の内側からの保湿が行えず、紫外線や乾燥など外からの刺激を受けやすい敏感肌となり肌トラブルが増えます。

アゴのUゾーンは毛穴が小さく皮脂が詰まりやすいため、大人ニキビが発生しやすい部分です。