大昔の洗顔料③
洗剤が一般的ではなかった時代、昔の人はどのように洗顔をしていたのでしょう?
江戸時代や室町時代にはヘチマ水を使っていたそうです。
ヘチマとはインド原産のウリ科の一年草です。
実の形や色はキュウリに近く、キュウリより大きいです。
ヘチマ水はこのヘチマから取れる水です。
秋頃に地面から30cm離れたところで茎を切り、
根っこ側の茎をペットボトルなどに刺して一晩おくと取れます。
このヘチマ水にはサポニンが含まれており洗顔料として使えます。
また、肌への紫外線のダメージを守るブリオール酸が含まれているので日焼けにも効果があるとか。
ヘチマ自体は育てるのが簡単というのもありますが、ツル科の植物なので
うまい具合にツルを伸ばす先を調整して上げると日除けを作ることもできますよ。
食べてもいいし、ヘチマタワシを作ってもいいですし、
何よりヘチマ水!
ガーデニングをしている方はヘチマを育ててみてはいかがでしょうか?